風の強い日に傘を持ち続けると、手のひらが気になる
雨の日、傘を差して歩く。
風が弱ければ、それほど意識せずに持っていられます。
ところが、横から風が吹いて傘が傾くと、持ち手を握り直す。傘があおられそうになると、手首にも力が入る。
駅に着いて傘を閉じたあと、手のひらを開いたり、持ち手を握っていた部分を軽く揉んだりしたくなることがあります。
傘は、持っているだけでは済まない
傘を差している間、手は持ち手を握っています。
ただし、傘は買い物袋のように下へ引っ張られるだけではありません。
風を受けると、傘の上部が横方向にも動こうとします。
それを抑えるために、持ち手を握る位置や手首の角度を細かく調整します。
風向きが変わるたびに、傘を少し傾けたり、柄を体の近くへ引き寄せたりすることもあります。
そのため、同じ距離を歩いても、風の強さによって手の使い方は変わります。

持ち手の形でも感覚が変わる
傘の持ち手には、曲がった形のものや、まっすぐなものがあります。
曲がった持ち手は指を引っかけるように使えますが、風が強いときには、持ち手全体を握り込むこともあるでしょう。
細い柄では指を深く曲げて握ることがあります。
太めの柄なら指の開き方が変わります。
また、濡れた持ち手が滑りやすいと感じると、無意識に握る力を強めることもあります。
傘を持つときの感覚は、重さだけでは決まりません。
雨がやんだあとに気づく手のひら
傘を閉じ、手を離す。
すると、さっきまで持ち手に触れていた指の内側や手のひらに、握っていた感覚が残っているように感じることがあります。
特に小指側の手のひらや、指の付け根を軽く押したくなる人もいるかもしれません。
強く握ったつもりはなくても、風に合わせて持ち方を変えていたことが関係している可能性があります。
一方、手首の周囲が気になるなら、傘の傾きを調整していた動きも思い出されます。
傘を持つ手を替えるだけでも
長く歩くときは、持つ手を途中で替える方法があります。
片方の手で持ち続けるよりも、負担を分けられる場合があります。
ただし、風が強いときには傘を無理に使い続けず、安全を優先することが大切です。
傘を閉じたあとなら、指を軽く開閉したり、手首を楽な範囲で動かしたりするのもよいでしょう。
手のひらを触ってみて、持ち手が当たっていた場所を確認するのも一つです。

手のひらを包まれるように触れられたら
傘を持っていた手を誰かにケアしてもらうとしたら、どこを触ってほしくなるでしょう。
持ち手が当たっていた指の付け根。
柄を握っていた手のひら。
あるいは、傘の向きを調整していた手首の周辺かもしれません。
自分で手を開閉するだけではなく、人の手で手のひらを包むように触れてもらうことを想像すると、また違う感じがしそうです。
雨がやんで傘を閉じたとき、手のひらを軽く開いてみる。
風の強かった日ほど、いつもとは違う場所に触れたくなるかもしれません。

