ハサミを使って荷物を開けると親指が痛い…宅配便が届くたびにつらい方へ

「また今日も荷物が届いた。」

玄関先で宅配便を受け取り、部屋へ運びます。

段ボールをテーブルに置き、ハサミを手に取ってテープを切ろうとした瞬間、

「親指が痛い。」

「ハサミを握ると力が入りにくい。」

そんな経験はありませんか。

通販を利用する機会が増えた今、荷物を開ける作業は日常の一場面になっています。

しかし、その何気ない動作で親指に痛みを感じる方は少なくありません。

「ハサミが使いにくくなった。」

そう思う方もいますが、実はハサミだけが原因ではないこともあります。

荷物を開けるまでにも、手はたくさん働いています

荷物が届くと、

玄関まで歩く。

段ボールを持ち上げる。

部屋まで運ぶ。

床やテーブルへ置く。

ガムテープの端を探す。

ハサミを持つ。

このように、一つの荷物を開けるだけでも手はいろいろな動きをしています。

さらに仕事や家事を終えた夕方であれば、手はすでに一日中働いたあとです。

パソコン。

料理。

掃除。

洗濯。

スマートフォン。

こうした動作が続いたあとでは、親指も疲れやすくなっています。

その状態でハサミを強く握ると、痛みが出やすくなることがあります。

ハサミは親指だけを使う道具ではありません

ハサミを使うとき、多くの方は親指に意識が向きます。

しかし実際には、

親指。

人差し指。

中指。

手首。

腕。

肩。

これらが一緒に動いています。

例えば、段ボールを床へ置いたまま開ける場合。

自然と前かがみになります。

首が前へ出て、肩も内側へ入りやすくなります。

その姿勢で細いガムテープを見ながら切ろうとすると、目も近づきます。

すると首や肩の筋肉が緊張し、腕にも力が入りやすくなります。

最後に細かな力を出しているのが親指です。

「親指だけが悪い」

というより、体全体の使い方が影響していることもあります。

テープを切るより、「握り続ける」ことが負担になることも

荷物を開ける作業では、

一回ハサミを閉じて終わりではありません。

長いガムテープを切る。

段ボールをたたむ。

中の袋を切る。

説明書の袋を開ける。

続けて作業することもあります。

その間、親指はハサミを握ったままです。

握る時間が長くなるほど、親指の付け根へ負担がかかる方もいます。

「最後の一回だけ痛い。」

という方もいれば、

「途中から握るのがつらい。」

という方もいます。

痛みの出方は人それぞれですが、共通しているのは、親指だけを見ても原因が分からないことがあるという点です。

目の疲れも関係していることがあります

細い透明テープは見えにくいものです。

見つけようとして顔を近づける。

目を細める。

肩が上がる。

この姿勢が続くと、首から肩にかけて力が入りやすくなります。

デスクワークのあとで目が疲れている日は、なおさらです。

目の疲れは「目だけ」の問題ではありません。

首や肩の緊張につながり、その影響が腕や親指の動きにも現れることがあります。

今日からできる4つの工夫

① 段ボールは床ではなくテーブルの上で開ける

前かがみを減らすことで、首や肩への負担を軽くできます。

② ハサミを握り続けない

一度に全部開けようとせず、途中でハサミを置いて手を開いたり閉じたりしてみましょう。

親指の緊張を和らげやすくなります。

③ 肩を一度回してから作業を始める

荷物を開ける前に、肩をゆっくり前後に回してみましょう。

肩まわりが動きやすくなると、腕や親指へ余計な力が入りにくくなります。

④ テープを探すときは明るい場所で

暗い場所では目が疲れやすくなります。

できるだけ照明のある場所や昼間の明るい場所で作業すると、顔を近づけすぎずに済みます。

「荷物を開けるだけ」で終わらせないために

宅配便を開ける時間は数分です。

だからこそ、

「少し痛かったけれど、そのうち治るかな。」

と、そのままにしてしまう方も少なくありません。

しかし、毎週何度も通販を利用する方であれば、この動作は何度も繰り返されます。

親指の痛みを「ハサミのせい」と考えるだけではなく、

一日の手の使い方。

首や肩の緊張。

目の疲れ。

作業をする姿勢。

こうした生活全体を振り返ってみると、負担を減らすヒントが見つかることがあります。

毎日の小さな動作を少し工夫することが、これからも手を使いやすい状態を保つ第一歩になります。

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