ハンドケアは、気持ちよければそれで終わり?
ハンドケアと聞くと、どんなことを思い浮かべますか。
オイルを使って手をゆっくり揉んでもらう。指先まで丁寧に触れてもらう。そんな場面を想像する人が多いかもしれません。
もちろん、心地よさはハンドケアの魅力の一つです。
でも、手にはもう一つ、ちょっと面白い見方があります。
それは、ケアを受ける前と後で、手を動かしてみることです。

いつもの手の動き、どのくらい知っていますか?
例えば、手を大きく開いてみてください。
次に、ゆっくり握ってみます。
親指を小指の付け根に近づけたり、手首を左右に動かしたりしてもよいでしょう。
どれも、普段なら特に意識せずに行っている動きです。
ところが、改めて動かしてみると、左右で少し違うことがあります。
片方は指がすっと開くのに、もう片方は開き方が違う。手首を曲げたときの感覚が左右で違う。
こうした違いは、必ずしも問題があるという意味ではありません。利き手や普段の使い方などによっても、左右差は生じます。
ただ、自分の手なのに、普段はそこまで注意して見ていないものです。
ハンドケアの前に動かしてみる理由
一般的なハンドケアでは、施術中の心地よさや、終わったあとの肌の感触が印象に残ることもあるでしょう。
一方で、手の動きにも目を向けるケアでは、始める前に指や手首を動かしてみます。
大切なのは、どこまで曲がるかを競うことではありません。
「この指はこんなふうに動くんだ」
「手首を回すと、こちら側は少し感覚が違う」
そんなふうに、今の状態を自分で確かめるためです。
そしてケアのあとに、同じ動きをもう一度試してみます。
変化を感じる場合もあれば、ほとんど違いを感じない場合もあります。もともと動かしやすい人なら、変化が分かりにくいこともあるでしょう。
それでも、何となく手を預けて終わるのとは、少し違う体験になります。
手を休めることと、動かすこと
手は、じっとしている時間よりも、何かをしている時間のほうが長いかもしれません。
スマートフォンを持つ。コップをつかむ。服のボタンを留める。鍵を回す。
手のひら、指、手首は、それぞれの動作に合わせて細かく働いています。
だからこそ、手をケアするときに、触れられる心地よさだけでなく、動かしたときの感覚にも目を向けるという考え方があります。
Heilunのリラックス系ハンドケアでも、最初に手や指、手首の状態を確認します。
香りへの反応を見ながら、その人に合う香りを提案し、アロマオイルを使ったケアとかっさを組み合わせます。
そして最後に、最初に行った動きをもう一度確かめます。
リラックスする時間を大切にしながら、手の動きやすさにも目を向けるためです。

「気持ちよかった」のほかに、もう一つ
ハンドケアを受けたあと、「気持ちよかった」と感じることは、それだけで十分に価値があります。
そこに、自分の手を動かしてみる時間が加わると、別の発見があるかもしれません。
普段は意識していなかった指の動きに気づく。
左右の手を比べてみたくなる。
あるいは、いつもと変わらず動くことを改めて確認する。
どれも、自分の手を知るきっかけです。
ハンドケアは、ただ手を揉んでもらうだけのものとは限りません。
心地よさを味わいながら、自分の手の動きにも少し興味を持ってみる。
そんな楽しみ方もあります。


