ノートパソコンをバッグから取り出すと手首が痛い…仕事前から手に負担をかけていませんか?

仕事を始めようとして、バッグからノートパソコンを取り出した瞬間、

「手首が痛い」

「少し動かしづらい」

と感じたことはありませんか?

仕事中に手をたくさん使うから痛くなると思われがちですが、実は仕事が始まる前から手に負担がかかっていることも少なくありません。

今回は、朝の通勤から夕方に帰宅するまでの流れを見ながら、手首への負担について考えてみましょう。

朝、家を出る前から始まっている手への負担

朝は時間との勝負です。

ノートパソコンや充電器、水筒、書類などをバッグへ入れ、肩に掛けて家を出る方も多いでしょう。

バッグが重くなると、無意識のうちにいつも同じ肩へ掛けていませんか?

同じ肩ばかり使っていると、肩が下がりやすくなり、腕にも力が入りやすくなります。

その状態で駅まで歩き、階段を上り下りすると、腕や手首はバッグの重さを支え続けています。

まだ仕事は始まっていませんが、手や腕はすでに働き始めているのです。

電車の中でも手は休めていません

満員電車ではバッグを前に抱えたり、片手で持ち替えたりすることがあります。

座れなければ、バッグを持ちながらつり革を握ることもあります。

スマートフォンでメールやニュースを見る方もいるでしょう。

すると、

・バッグを支える手

・スマートフォンを持つ手

・つり革を握る手

と、通勤時間だけでも同じ筋肉を繰り返し使っています。

さらに、スマートフォンを見る時間が長くなると、顔は少し下を向きます。

首が前に出た姿勢では、肩や腕にも余計な力が入りやすくなります。

手首だけの問題と思っていても、首や肩の疲れが影響していることもあります。

ノートパソコンを取り出す瞬間に痛みが出る理由

職場に着き、バッグを床へ置きます。

そして、ノートパソコンを片手で持ち上げようとした瞬間、

「イタッ」

となる方もいます。

ノートパソコンは意外と重さがあります。

バッグの奥へ手を入れ、少しひねりながら持ち上げる動作では、

・指でつかむ

・手首をひねる

・腕を持ち上げる

という動きを同時に行います。

朝の通勤で疲れ始めた手首には、この一連の動作が負担になりやすいのです。

仕事中はさらに同じ動作が続きます

仕事が始まると、

キーボードを打つ。

マウスを動かす。

資料を持つ。

電話に出る。

コピー機まで書類を運ぶ。

このような動作を何度も繰り返します。

特にパソコン作業では、手首を少し反らせた姿勢が続きやすくなります。

さらに画面を見続けることで目が疲れると、無意識に顔が前へ出やすくなります。

首の後ろや肩の筋肉が緊張すると、腕全体も力が入りやすくなり、結果として手首への負担も増えてしまいます。

夕方になると「朝より痛い」と感じる理由

夕方になって帰る準備をするとき、

朝は普通に持てたノートパソコンが、

「重い」

「手首が痛い」

と感じることがあります。

これは一日中、手だけを使っていたからではありません。

通勤。

パソコン作業。

資料を持つ。

スマートフォンを見る。

こうした一日の動作が重なり、最後にノートパソコンを持ち上げる場面で、疲れが表れやすくなるのです。

今日からできる3つの工夫

① バッグを持つ肩を途中で替える

いつも同じ肩だけで持たず、途中で左右を入れ替えてみましょう。

片側だけに負担が集中しにくくなります。

② ノートパソコンは片手で引き抜かない

バッグから取り出すときは、片手だけで勢いよく持ち上げるのではなく、もう片方の手でバッグを支えながらゆっくり取り出してみてください。

手首をひねる力を減らしやすくなります。

③ 目を休ませる時間を作る

「目と手は関係ない」と思われるかもしれません。

しかし、画面を見続けると首や肩が緊張しやすくなります。

1時間に一度でも、窓の外を見る、遠くを見るなどして目を休ませる時間を作ると、首や肩の力が抜けやすくなります。

その結果、腕や手首にも余計な力が入りにくくなります。

「仕事中だけ」が原因とは限りません

ノートパソコンを取り出したときの手首の痛みは、その瞬間だけの問題ではありません。

朝の通勤から始まり、バッグの持ち方、スマートフォンを見る姿勢、パソコン作業、目の疲れ、首や肩の緊張など、一日の過ごし方が少しずつ影響していることがあります。

「仕事をすると痛くなる」と考えるだけでなく、「仕事が始まる前から手に負担がかかっていないかな」という視点で生活を見直してみると、思わぬ原因に気づくことがあります。

毎日繰り返す動作だからこそ、小さな工夫の積み重ねが、手を使いやすい状態につながっていきます。

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