買い物袋を持つと、指より腕が気になる
スーパーやドラッグストアで買い物をして、家まで袋を持って帰る。
袋を床やテーブルに置いた瞬間、手をパッと開きたくなることはありませんか。
指を何度か曲げ伸ばししたり、手首を振ったり。
もう片方の手で、手のひらではなく前腕をつかみたくなることもあります。
買い物中は「手が疲れた」とまでは思っていなかったのに、荷物を置いて初めて、
「腕、けっこう使ったな」
と気づく。
今回は、そんな荷物を持っているときの手・指・腕の話です。
袋を持っている間、指はずっと握っている
買い物袋を持つとき、手は大きく動いているわけではありません。
ピアノのように指を細かく動かすわけでもなく、パソコンのように何度もクリックするわけでもない。
見た目には、ただ持っているだけです。
でも袋の持ち手が指に掛かっている間は、荷物を落とさないように握り続けています。
試しに、何も持たずに手を軽く握ってみてください。
数秒なら何ともなくても、その状態を長く続けるとなると話は変わります。
実際の買い物では、さらに荷物の重さが加わります。
牛乳。
ペットボトル。
野菜。
洗剤。
買うものが増えるほど袋は重くなり、持ち手が指に食い込みやすくなります。
家に着いて袋を置いた途端に手を開きたくなるのは、こうした「握り続ける時間」が終わったタイミングでもあります。

指に掛けているのに、腕まで使っている
重い袋を持ったとき、
「指に食い込んで痛い」
と感じることがあります。
そのため、負担がかかっているのは指だけのようにも思えます。
ところが、袋を持ち上げたままにするには、指だけでは足りません。
指を曲げる動きに関わる筋肉の中には、前腕に筋肉の部分があり、そこから腱が手首を通って指へつながっているものがあります。
さらに、荷物を持った腕そのものを保つためには、手首や肘、その周辺も関わります。
そのため、
「袋が指に掛かっていたのに、なぜか腕を揉みたい」
という感覚があっても不思議ではありません。
特に、袋を左右に分けず片手にまとめて持ったときや、駅から家まで少し長く歩いたときなどは、指より前腕の方が気になる人もいるでしょう。
持ち替えたくなるのも一つのサイン
歩いている途中で、
右手から左手へ。
しばらくすると、また右手へ。
何度も買い物袋を持ち替えることがあります。
もちろん、持ち手が食い込んで痛いからという場合もあります。
でも、特定の場所が痛いわけではなくても、
「こっちの手では、もう持っていたくない」
という感じになることもあります。
そんなときは、袋を持つ位置を少し変えたり、荷物を左右に分けたりするだけでも、同じ持ち方を続けずに済みます。
エコバッグなら、細い持ち手より幅のあるものの方が、指の一か所に圧が集中しにくくなります。
たくさん買うと分かっている日は、手提げだけでなく肩に掛けられるバッグを使う方法もあります。
「手をケアする」と考える前に、持っている最中の負担を少し変える方法もあります。
家に着いたら、手のひらより腕を触りたい日もある
荷物を置いたら、まず手をゆっくり開いてみます。
指を軽く曲げて、また伸ばす。
手首も無理のない範囲で軽く動かしてみる。
そのとき、自分がどこを触りたくなるかを確かめてみると、その日によって違いがあるかもしれません。
指のつけ根を押したい日。
手のひらを揉みたい日。
手首のあたりを触りたい日。
前腕をつかんで揉みたい日。
「買い物袋を手で持ったのだから、疲れるのは手のひら」とは限りません。
自分で触るなら、気になるところを強く押すのではなく、反対の手で軽く包んだり、さすったりするくらいから始めてもいいでしょう。

誰かにやってもらうなら、腕までお願いしたくなる
買い物から帰ってきたとき、
「肩を揉んで」
なら言ったことがあっても、
「手を揉んで」
はあまり言わないかもしれません。
でも実際に荷物を持った日の感覚をたどっていくと、指だけではなく、手のひら、手首、前腕まで触ってほしくなることがあります。
自分で前腕を揉んでいると、揉んでいる側の手も使います。
そんなときに誰かにしてもらえたら、どうでしょうか・・・?
スーパーから帰って荷物を片づけ、一段落したところで前腕を自分でつかんでいる。
そんなことがあった日は、肩や足だけではなく、
「今日は手から腕まで、誰かにほぐしてもらったら気持ちよさそう」
と思う日なのかもしれません。


